MacpTeX 2.1.X &1.7用プレビュアxdvi

慶應義塾大学 理工学部 物理情報工学科

内山孝憲


はじめに

MacpTeX 2.1.11は「This is pTeX, Version p2.1.11, based on TeX, Version 3.14159 (SJIS) (Web2c 7.3.2x)」をCodeWarrior Pro6でmakeしたものです.

プレビュアxdviは,X Window System用のプレビュアxdvi patch level 14を参考にMacOSに移植したものです(ほとんど原型を留めていません).

このプレビュアでは,EPSで差し込まれた図は,プレビュー用のPICTリソースを表示しているにすぎません.このプレビュアは,PostScriptインタプリタではないので,EPSを解釈して表示することはできません.PICTリソースでは,QuickDrawではサポートされない文字の回転などのデータは,解像度の低いビットイメージであることが多く,美しく表示されません.QuickDrawプリンタで美しく印刷するためには,dvipsでPostScriptファイルに変換した後,Distiller(アドビのAcrobatを購入する必要あり.フリーで配付されているAcrobat Readerではない)でPDFに変換して印刷してください.

MacOS版についてのお問い合わせは,内山まで電子メールでお願いします.電話やファクシミリでのお問い合わせは無視します.また,株式会社アスキーには,絶対にお問い合わせにならないでください.

電子メールでお問い合わせされるときには,

などの情報を記してください.情報不足の場合には,お答えしません.


配布内容

配布は,ftp://macptex.appi.keio.ac.jp/pub/mac/previewer/からです.

xdvi20010603.sit

readme.pdf.sit


前提条件

MacpTeX 2.1.Xまたは1.7をインストール済みであること.

Adobe Type Managerを使用できること.

MacOS 9.0.X の場合

ATM 単体が配付されている.
http://www.adobe.co.jp/support/custsupport/library/atmmac.html
の Adobe Type Manager Light 4.5.2 インストーラである.

MacOS 8.6以前の場合

ftp://ftp.adobe.com/pub/adobe/acrobatreader/mac/3.x/
にある,ar302.bin などをインストールするとATMが含まれている.ATMは,デフォルトでは,システムフォルダのコントロールパネルのフォルダにインストールされない.自分でコピーすること.ぎざぎざの文字で欧文が表示される原因は,コントロールパネル「~ATM」をコントロールパネルのフォルダにコピーしてないか,コピーした後に再起動していないかのいずれかである

cmex10で[]の下のカギが表示されない問題は,コントロールパネルの「~ATM」 で,「保存」で「文字の形」のラジオボタンを選択,「正確な文字配置」の チェックボックスをチェックし,Macintoshを再起動すれば解決する.xdvi以外のアプリケーションでcmex10を表示しても数字の「2」「3」をキー ボードから入力して表示される[]の下のカギがATMの設定によって表示され たり消えたりする.

Blue Sky Researchが公開したtype 1形式のComputer Modernフォント(cmps-macintosh.hqx)をあらかじめ入手しておくこと.

Macintoshから印刷できない文字コードに文字が割り当てられているバージョ ンもある.それを使うと,ギリシア文字が印刷されなかったり,ギザギザの文 字で印刷されたりする.最新のものを入手する.正しく表示されないときには 表示用のスクリーンフォント(CM/PS Screen Fonts など)を他のサイトから入 手できるもに差し替えるとよい.

【参考】

ATM, MacpTeX, プリンタドライバ以外のアプリケーションからComputer Modernのフォントをみえなくするためのフォントも必要なら入手する.ただし,みえなくするためのフォントを使用すると正しく印刷できなくなることがあるので,推奨しない.

AMSのtype1フォント.

を使用することができる.

プリンタを実際には接続していなくても,適当なプリンタをセレクタで選んで設定しておくこと.


今回の更新

2001/6/3
TXFONTSおよびPXFONTS対応. `f'と`n'による表示位置の入れ換え. スペースおよにdeleteを押したときの動作の変更.


推奨するインストール方法


Type 1形式のComputer Modernフォントのインストール

cmps-macintosh.hqxを展開する.

「CM/PS + LaTeX PostScript Fonts」フォルダの中のtype1 フォント(のアイコンのフォント)を全てシステムフォルダのフォントフォルダにコピーする.スーツケースのアイコンのフォントもシステムフォルダのフォントフォルダにコピーする.


PKフォントのインストール

Type1形式のフォントでは足りないときにインストールする.足りなくなったフォントだけをインストールすればよい(必要以上にインストールしても,ディスクを無駄に消費すること,ファイルの読み書きに時間がかかるようになることを除けば不具合はない).


MacpTeX 2.1.9以降の場合

ほとんどのフォントは,type 1のもので間に合うが,AMSのフォントのうちでtype1に含まれていないものや,楽譜やタイミングチャートを作成するフォントのようにtype1のフォントが用意されていないものを使用する場合には,PKフォントをインストールしなければならない.あるいは,type 1のComputer Modernフォントを使いたくない場合にも,PKフォントをインストールしなければならない.

プリンタの印字特性にあったフォントを入手する.

たとえば,http://macptex.appi.keio.ac.jp/~uchiyama/pk-fonts/pkfonts.htmlを参照して,適切なフォントを入手する(沖データ以外のページプリンタのエンジンは,たいていはCanonかXEROX製なので,600dpiでは,ljfourやcanonexでよい).

フォルダ「texmf」の中のフォルダ「fonts」にフォルダ「pk」を作る.

フォルダ「pk」の中に,METAFONTでフォントを作ったときのmodeの名称のフォルダを作る.例ではComputer ModernのフォントもPKフォントを使うとしてインストールする.ここでは,300dpiのCanon製のエンジンを使ったレーザプリンタのフォントをインストールするので,フォルダ「cx」をつくる.

ftp://macptex.appi.keio.ac.jp/pub/mac/pkfont/300dpi/cx/

から

cm.sit.hqx, latex.sit.hqx, logo.sit.hqx, misc.sit.hqxを入手し,展開する.

フォルダpublicを作成し,展開されたフォルダ「cm」,「latex」,「logo」,「misc」をフォルダ「public」にコピーする.下図のような階層になる.

なお,フォルダ「cm」の中(他のフォルダも同様)には,サイズ毎のフォルダに分類してフォントを置いている(UNIXでは分類しないでフォルダ「cm」の階層にそのまま置く).

MakeTeXls-Rを実行して,ファイル「ls-R」を更新する


MacpTeX 1.7の場合

上図のように,フォルダ「PK-files」を作成し,下図のようのサイズ毎に分類して置く.下図のフォルダ「300」には,cmr10.300pkのように拡張子が「300pk」のファイルが置かれている.他のフォルダも同様である.

MacpTeX2.1.Xのようにフォントの種類やMETAFONTでフォントを作成したときのmodeの名称に従ってフォルダを作らない(つくることができないわけではないが,作ったフォルダの絶対パスを全てxdvi.configに記述しなければならない).


xdviのインストール

xdviは,xdviと同じフォルダに「xdvi.config」がなければ,kpathsearchを使って動作する.「xdvi.config」があると,kpathsearchを使わない.kpathsearchを使用しない動作は,MacpTeX1.7で使用することを考慮した仕様である.


MacpTeX 2.1.9以降の場合

xdviの実行ファイルを,pTeX, dvips, jbibtexと同じフォルダに置くこと.

xdviは,フォルダ「:texmf:web2c:texmf.cnf」と「:texmf:ls-lR」を参照してフォントを探す.

PKフォントを利用する場合には,:texmf:web2c:texmf.cnfを修正する.下の「PKFONTS」の部分.「$MAKETEX_MODE」をPKフォントのモードに修正するのであるが,配付しているtexmf.cnfでは「cx」に修正すみ.

% The $MAKETEX_MODE below means the drivers will not use a cx font when
% the mode is ricoh. If no mode is explicitly specified, kpse_prog_init
% sets MAKETEX_MODE to /, so all subdirectories are searched. See the manual.
% The modeless part guarantees that bitmaps for PostScript fonts are found.
% PKFONTS = ;{$TEXMF:fonts,$VARTEXFONTS}:pk:{$MAKETEX_MODE,modeless}::
PKFONTS = ;{$TEXMF:fonts,$VARTEXFONTS}:pk:{cx,modeless}::

参考:MacpTeX 2.1.8の場合

:texmf:web2c:texmf.cnfを修正する.下の「PKFONTS」の部分.

% The $MAKETEX_MODE below means the drivers will not use a cx font when
% the mode is ricoh.  If no mode is explicitly specified, kpse_prog_init
% sets MAKETEX_MODE to /, so all subdirectories are searched.  See the manual.
% The modeless part guarantees that bitmaps for PostScript fonts are found.
% 「$MAKETEX_MODE」をPKフォントのモードに修正する.例えば「cx」や「ljfour」.
PKFONTS = ;{$TEXMF:fonts;$VARTEXFONTS}::pk:{$MAKETEX_MODE;modeless}::

PKFONTS = ;{$TEXMF:fonts;$VARTEXFONTS}::pk:{cx;modeless}::
のように修正する.

参考:MacpTeX 2.1.7以前の場合

:texmf:web2c:texmf.cnfを修正する.下の「PKFONTS」の部分.

% The $MAKETEX_MODE below means the drivers will not use a cx font when
% the mode is ricoh.  If no mode is explicitly specified, kpse_prog_init
% sets MAKETEX_MODE to /, so all subdirectories are searched.  See the manual.
PKFONTS = ;{$dbfonts,$VARTEXFONTS}::pk:cx::
                                       ^^使用するフォントのmodeを記述する.

% xdvi needs to find bitmaps for PostScript fonts, which can be
% generated by the standalone program gsftopk, among others.
%PKFONTS.xdvi = ;{$dbfonts,$VARTEXFONTS}::pk:{$MAKETEX_MODE,modeless}::
^この行はコメントにする.


MacpTeX 1.7の場合

xdviと同じフォルダに置かれているxdvi.configにTFMファイルとPKフォントの絶対パスを記述する.

上図のようにボリューム「user」にフォルダ「TeX」を作り,フォルダ「fonts」にTFMファイル,フォルダ「PK-files」にPKフォントを置いているとする.

xdvi.configは,次のように記述する.

TEXFONTS=user:TeX:PK-files
TEXTFMS=user:TeX:fonts

記述するのは,この2つの内容だけである.「user:TeX:PK-files」と記述したのみで,「user:TeX:PK-files」とフォルダ「PK-files」の中の「(解像度)×(magnification)」のフォルダを検索する.

「(解像度)×(magnification)」は,300dpiなら,300, 329, 300×1.2, 300×1.2^2...のような数値のフォルダである.フォントの拡張子「foo.*pk」の「*」の部分である.

もし,複数のフォルダを検索したければ,「;」で区切って複数のフォルダの絶対パスを記述する.例えば,下のように記述する.

TEXFONTS=user:TeX:PK-files;user:TeX:PK-files600
TEXTFMS=user:TeX:fonts;user2:TeX:fonts:tfm

日本語フォント,解像度,Shrink factorの設定

xdviを起動し,メニューバーからView→Preferences...を選択する.



Shrink Factor
縮小率.Shrink Factor 1のイメージを白黒2値で作成し,それを縮小してアンチエイリアシング表示する.300dpiなら3ないし4程度.
明朝体
明朝体(min10,tmin10など,Ryumin-Light-*)の表示に用いるフォント
ゴシック体
ゴシック体(goth10,tgoth10など,GothicBBB-Medium-*)の表示に用いるフォント
太ミン
明朝体(fmin10,tfmin10など,FutoMinA101-Bold-*)の表示に用いるフォント
太ゴ
ゴシック体(fgoth10,tfgoth10など,FutoGoB101-Bold-*)の表示に用いるフォント
じゅん
丸ゴシック体(mgoth10,tmgoth10など,Jun101-Light-*)の表示に用いるフォント
JIS明朝
JISのメトリックの明朝体(jis)の表示に用いるフォント
JISゴシック
JISのメトリックゴシック体(jig)の表示用いるフォント
解像度
プリンタの解像度に一致させる.xdviで印刷しないのであれば,300dpiくらいが適当.解像度を変更したら,xdviを終了して再起動すること.
type1フォント優先
チェックすると,Blue Sky Researchのtype 1フォントを優先して使用する.見つからないフォントにはPKフォントを使う.チェックしていない場合には,PKフォントのみを使う.みつからないPKフォントの代わりにtype1フォントを使うことはない.
Courierで代替
チェックすると見つからないPKフォントをCourierで表示する.チェックしないと,矩形で表示する.
Antialiased Text
チェックするとグレイスケールで輪郭を滑らかに表示する.チェックしないと単純に縮小して表示する.
PKはいつもantialiased text
「Antialiased Text」の設定に関わらず,チェックするとPkフォントはいつもグレイスケールで輪郭を滑らかに表示する.チェックしないと単純に縮小して表示する(ビットマップフォントを縮小するので文字がつぶれて読み難い).
スクロール (2001/06/03beta および 2001/06/03版以降)
ウインドウサイズの1/xでスクロール量を指定する.

プレビューのためのウインドウサイズは,Preferenceを保存したときに開いていたウインドウのサイズになる.

標準の書体は,明朝体とゴシック体の2つ.

複数のTeXにおけるフォントに,同一の表示用のフォントを割り当ててかまわない.極端な話,全てOsakaでも構わない.

次に示すファイルをplain TeXでタイプセットすると,5書体で表示される.また,プリンタが5書体を内蔵していれば,dvipskで5書体が印刷される.


\font\ryumin = Ryumin-Light-H at 10pt \font\gothicbbb = GothicBBB-Medium-H at 10pt \font\futomin = FutoMinA101-Bold-H at 10pt \font\futogo = FutoGoB101-Bold-H at 10pt \font\jun = Jun101-Light-H at 10pt {\ryumin リュウミン}{\gothicbbb ゴシックBBB}{\futomin 太ミン}{\futogo 太ゴ} {\jun ジュン} \end

多書体の和文を扱うためには,滋賀県立大学の奥村さんのweb pageも参照のこと.


使用方法

起動

操作

メニューの「View」で表示するページを操作するか,キーボードで操作する.次のページあるいは前のページに移動する際に押すキーによって,表示位置が異なることに注意すること.

表1 ページの操作

次のページ f,Command+n 次ページ左上
n 次ページ現在位置
スペース(ページ下端(左端)に達してるとき) 次ページ先頭水平(垂直)方向現在位置
前のページ b 前ページ右下
p 前ページ現在位置
Command+b 前ページ左下
delete(ページ上端(右端)に達してるとき) 前ページ最後水平(垂直)方向現在位置
絶対ページジャンプ 物理ページの数値を入力してg
相対ページジャンプ 数値を入力してリターン

表2 スクロールの操作

上にスクロール(書類の下を表示) j,下矢印,スペース
下にスクロール(書類の上を表示) k,上矢印,delete
左にスクロール(書類の右を表示) l(エル),右矢印
右にスクロール(書類の左を表示) h,左矢印
自由スクロール Commandキーを押したままマウスでドラッグ(ハンドツール)

表3 その他の操作

表示縮小率を1/nに変更 nに相当する数値を入力してs
マウスカーソル位置の部分拡大[注1] マウスをクリックし続ける
領域を選択[注2] シフトキーを押したままマウスをドラッグして始点と終点を指定する.矩形で囲まれた領域に含まれる文字が選択される.
領域を解除 文字のない部分にマウスカーソルを移動して,シフトキーをおしたままクリック

ファイルに保存されるPICTファイルおよびクリップボードに転送されているPicture

上図のように範囲を選択する(300dpi, shrink 3, type1).

【既知の不具合】

範囲選択時には,表示が乱れやすいので(画面の更新などのとき)選択したら,すぐにクリップボードにコピーして,選択を解除すること.表示が乱れても印刷には影響しない.

クリップボードにコピーして,Canvasにペーストしたところ.

個々のオブジェクトは,type1フォントを使っているので,全て「文字」である.

EPSFの表示

EPSFを差し込んでいる場合,プレビューのPICTリソースが含まれていなければ,矩形で図の大きさを示す枠を表示するのみである.EPSFの実体は,データフォークに,プレビュー用の画像は,リソースフォークにMacintoshのアプリケーションでは保存するものが多い.PC用のプレビューデータをデータフォークにTIFFで埋め込まないこと.

印刷に関する注意


ここより先は,さらに進んだ環境でタイプセットするための説明である

Y & Yのtype 1フォントについて

Y & Yは,AMS, MathTime, MathTime Plus, ECなどのtype 1フォントを販売している.スクリーンフォントは,xdviと同じフォルダかシステムフォルダのフォントフォルダにおく.システムフォルダのフォントフォルダにおくと,xdvi以外のアプリケーションで,フォントを選択するメニューでこれらのフォントも表示されるようになり,フォント選択が煩わしいかもしれない.Type1のフォントは全てシステムフォルダのフォントフォントフォルダにおく.

TFMとvirtual fontは, :texmf:fonts以下のフォルダに適切な名称でフォルダ を作成して置く. 例えば, TFMは:texmf:fonts:tfm:mathtimeに, virtual font はtexmf:fonts:vf:mathtimeにおく. MathTimeのTFMとvirtual fontは, 拡張子(TFM, VF)が大文字になっている ので, 小文字(tfm, vf)にリネームすること.

AMS
Euler Screen, Cyrillic Screen, Extra AMS Screen, Math Screen
MathTime
MathTime TeX Screen
MathTIme Plus
MTP TeX Screen

BlueSky Researchの商品のtype 1フォントについて

AMSのスクリーンフォント(CMB, CMM, EUE, EUF, EUR, EUS, MSA, MSB)は,xdviと同じフォルダかシステムフォルダのフォントフォルダにおくこと.Type1のフォントは全てシステムフォルダのフォントフォントフォルダにおく.


PSNFSS

PSNFSSとは

PostScriptプリンタが内蔵するTimes, Helveticaなどで組版するためのパッケージ.フォルダ「$TEXMF:tex:latex:psnfss」に置かれているファイルを使用する.

下図は通常のComputer Modernで組版したもの.

次の図は,PSNFSSでMathTimeも使用して組版したもの.Slantedが抜けていることに注意.Small Capsはvirtulaf fontを解釈しているので正しく表示される.

インストールの概略

ECフォントのTFMが必要なので,別途ECフォントのTFMを入手して,「$TEXMF:tex:fonts:tfm:public」にフォルダ「ec」を作成してTFMをコピーしておくこと.

avant.sty
basker.sty
bembo.sty
bookman.sty
chancery.sty
garamond.sty
helvet.sty
mathptm.sty
mtimes.sty
newcent.sty
palatino.sty
pifont.sty
psfonts.log
times.sty
が生成される.
mathpi.sty
mathtime.sty
mh2scr.enc
my1mtt.fd
my2mtt.fd
my3mtt.fd
omslby.fd
umh2.fd
umh2scr.fd
umh6.fd
umtms.fd
が生成される.

使用方法

\usepackage{times}

MathTime も使う場合には\usepackage[mtbold]{mathtime} .なお,MathTime Plusを購入していないと[mtbold]のオプションを指定できない.

MathTimeを使用している文書をplatexでタイプセットする場合には,プリアンブルに,

\DeclareFontSubstitution{TS1}{cmr}{m}{n}
\DeclareFontShape{JY1}{mc}{b}{n}{<->ssub*gt/m/n}{}

を記述すること.

制限

PSNFSSで使用される,Times, Helveticaなどは,MacOSが認識するフォント,つまりシステムフォルダのフォントフォルダにインストールされているフォントを使用する.しかし,MacOS用のフォントは,PostScriptプリンタに内蔵されているフォントと完全には一致していない.下図は,plain TeXでtestfont.texをタイプセットしてptmr8tの文字コード表を作成したものである.

赤で囲んだ文字が一致していない.なお,正しい文字であっても,アクセント記号の位置が,多少ずれるものもある.正しい文字は下図のとおり.

(拡大図)

MacOSに標準では存在しないフォントは使用できない.

psnfssで使用するフォントとMacOSのフォント名の対応

	TeXのフォント名, MacOSのフォント名, 属性(0は立体)
	padr8r, AGaramond, 0 
	padri8r, AGaramond, italic
	padb8r, AGaramond Bold, 0
	padbi8r, AGaramond Bold, italic
	pagd8r, Avant Garde, bold
	pagdo8r, Avant Garde, bold | italic
	pagk8r, Avant Garde, 0 
	pagko8r, Avant Garde, italic 
	pbkd8r, Bookman, bold
	pbkdi8r, Bookman, bold | italic 
	pbkl8r, Bookman, 0  
	pbkli8r, Bookman, italic
	pcrb8r, Courier, bold 
	pcrbo8r, Courier, bold | italic 
	pcrr8r, Courier, 0
	pcrro8r, Courier, italic 
	pgmb8r, Garamond, bold
	pgmbi8r, Garamond, bold | italic
	pgml8r, Garamond, 0
	pgmli8r, Garamond, italic
	phvb8r, Helvetica, bold
	phvb8rn, Helvetica Narrow, bold
	phvbo8r, Helvetica, bold | italic 
	phvbo8rn, Helvetica Narrow, bold | italic 
	phvl8r, Helvetica, 0
	phvl8rc, Helvetica Condensed, 0 
	phvlo8r, Helvetica, italic 
	phvlo8rc, Helvetica Condensed, italic 
	phvr8r, Helvetica, 0  
	phvr8rn, Helvetica Narrow, 0 
	phvro8r, Helvetica, italic
	phvro8rn, Helvetica Narrow, italic
	pnbb8r, New Baskerville, bold
	pnbbi8r, New Baskerville, bold | italic
	pnbr8r, New Baskerville, 0
	pnbri8r, New Baskerville, italic
	pncb8r, New Century Schlbk, bold 
	pncbi8r, New Century Schlbk, bold | italic 
	pncr8r, New Century Schlbk, 0 
	pncri8r, New Century Schlbk, italic
	pplb8r, Palatino, bold 
	pplbi8r, Palatino, bold | italic  
	pplr8r, Palatino, 0
	pplri8r, Palatino, italic 
	psyr, Symbol, 0 
	ptmb8r, Times, bold 
	ptmbi8r, Times, bold | italic 
	ptmr8r, Times, 0  
	ptmri8r, Times, italic 
	pzcmi8r, Zapf Chancery, 0 
	pzdr, Zapf Dingbats, 0


その他のtype1フォント

上記以外のtype1フォントを使用することはTeXのフォント名とMacOSのフォント名が一致していない限りできない.他のフォントのサポートが必要な場合には,要連絡.MacOSで認識されるフォント名(フォントのファイル名ではなく,アプリケーションのフォントのメニューに表示されるフォント名.空白なども正しく記述したもの)とTeXのフォント名の対応をxdviに内蔵させる必要があるので,その対応表ととともに連絡のこと.


フォントの検索順

  1. MacOSの内蔵フォントであるか否か調べる.内蔵フォントとは
  2. PKフォントが存在するか調べる.
  3. Virtual Font(VFフォント)が存在するか調べる.Virtual Fontであれば,virtual fontのフォントの定義を調べ,最初に戻る.
  4. TFMが存在するか調べる.

TFMも存在しなかったら,文字の幅を調べる方法がないので,終了する.


更新履歴

2000/1/22
Blue&White G3 MacintoshやiMacDVでスクロール時に矩形の枠が残る不具合を修正した.PICTファイルが再描画されない不具合を修正した.
2000/1/2
Zaph Dingbatsの一部の文字が正しく表示されなかった不具合を修正した。xdviのウインドウがアクティブになったとき、DVIファイルが更新されていれば、自動的にrepoenするように変更した。ページを移動した際に、スクロールバーのサムの位置が更新されないことがある不具合を修正した。カラー対応を正式版にした。
1999/12/22
Symbolの一部の文字が正しく表示できなかった不具合を修正した。
1999/12/11
Mathematicaのフォント、Math1, Math1-Boldなどに対応した。ページ移動時の表示位置を変更した。
スペース, n, Command+n: 次ページ左上
f: 次ページの現在の表示位置
b, delete: 前ページ右下
p: 前ページの現在の表示位置
Command+b: 前ページの左下
1999/11/3
MacOS 9でフリーズする不具合を修正した。Illustratorで作成したEPSのプレビュー用PICTリソースを正しく表示できるように修正した。科研マクロの色帯を印刷できるようにした。
1999/9/9
図を印刷できない不具合を修正した。
1999/9/2
PKフォントでは、印刷・クリップボードへのコピー、PICTファイルへの 保存ができなかった不具合を修正した。
1999/8/31
スクロール時のメモリリークを修正した。 PKフォントの場合に、再描画時に表示が乱れる不具合を修正した。PKフォントのときのルーペが機能しなかったのを修正した。クリップボードへのコピー、PICTファイルへの保存、印刷が8色になっていた不具合を修正した。
1999/8/29
渡辺純一さんの御尽力により、color.styに対応した。この版からカラー対応β版として公開した。
1999/7/19
990514版で外字フォントのサポートを追加した際に,fminとfgothを使用できなくなっていた不具合の修正.
1999/7/16
Shrink 3で表示しており,shrink 7のように縮小表示し,続けてreopenすると表示が乱れる不具合の修正.
1999/7/8
Reopenで開いたときの表示位置を直前に表示していた位置に変更した.
1999/5/19
MacpTeX1.7で欧文の文字幅が異常になることがあった不具合を修正した.
MacpTeX1.7の環境で使用するxdvi.configの最後の行が改行されているときに正しくフォントパスが設定されない不具合を修正した.
1999/5/14
ビブロスの外字キット1,2およびエヌフォーのPS外字キット利用できるように修正した.
1999/4/17
FONTWORKSのクラシックシリーズを外字を含めて利用できるように修正した.
texmf.cnfを修正しなくても動作するようにした.
1999/3/10
MacpTeX1.7で使用すると,DVIファイルを開くと即座に終了する不具合を修正した.
1999/2/20
JIS X 0212-1990に関して,京都大学の安岡孝一さんのjisx0212mf,東京大学の福井玲さんのvirtualf fontを利用できるように修正した.Adobe Value Pack 2.0Jに含まれる平成明朝W3外字も使用できる.
1999/2/8
Adobe Value Pack 2.0Jに含まれる平成明朝W3外字に対応.
1999/2/4
モリサワの日本語5書体(Ryumin-Light-*.tfm, GothicBBB-Medium-*.tfm, FutoMinA101-Bold-*.tfm, FutoGoB101-Bold-*.tfm, Jun101-Light-*.tfm)を日本語フォントみなすように修正した.
BlueSkyResearchから発売されているAMSのPostScriptフォント(CMB, CMM, EUE, EUF, EUR, EUS, MSA, MSB)のスクリーンフォントをリソースとして開くフォントに追加した.
1999/1/20
draftcopy.styのように非常に長いspecialを埋め込むときに,異常終了していたバグを修正.
1999/1/15
画面に表示する方法を変更した.xdvi981216までの版では,縮小しないイメージを作成しながら,それをToolBoxのCopyBitsでアンチエイリアシングして1文字ずつ表示していた.これを表示時の文字サイズ(縮小していれば,縮小後のサイズ)で直接描画し,後にウインドウ全体をアンチエイリアシングしたもので再描画するようにした.遅いマシンでは,View->Preferences...でアンチエリアシングのチェックをしない方がよい.
MacOS8.5以降では,コントロールパネルのアピアランスで滑らかな文字で表示するように設定していれば,アンチエリアシングをチェックしていなくても,大きな文字は滑らかな文字で表示される(和文TrueType).欧文およびATMを使う和文フォントはコントロールパネルの~ATMの設定による.
Virtual fontに対応した.psnfss packageでタイプセットすることができる.
Antialiased Textの有無の切り替えにショートカットキーCommand+Gを割り当てた.
印刷時に,プリンタドライバから得られる印刷範囲でクリッピングしないようにした.
PKフォントのみ,独立にantialiased textの有無を設定できるようにPreferences...に追加した.
1998/12/16
CM/PS Screen Fontsをxdviと同じフォルダに置くインストール方法の場合に,type 1フォントをみつけられなくなっていたバグの修正(MacOS 8.5Jでの動作確認を行っていたときに入ったバグ).
1998/12/10
DVIファイルのダブルクリックで起動した場合,EPSやPICTを開けないことがある不具合の修正(1998/12/07版の修正の際に入ったバグ).
1998/12/07
統合環境を実現するソフトウエアを使用している場合に,異なるフォルダの文書を連続して開くと,EPSFやPICTをみつけられなくなる不具合の修正.
CodeWarriorPro4でmake.
1998/11/16
縦書きで「】」が横書き用の文字になっていたバグの修正.
MacOS8.5でtype1フォントの表示が乱れることがあることの修正.
lcircle10, lcirclew10で表示出来ない円弧があったことの修正(文字の原点より左に文字のBoundingBoxがある文字)
Preferences... で明朝体とゴシック体のプルダウンメニューをひらくときに,メニューの左よりでマウスボタンを押さなければならなかった不具合の修正.
1998/7/06
PKフォントを扱えなくなっていたバグの修正.
1998/7/01
プリンタドライバから取得できる解像度とPreferenceで指定した解像度が一致していないときに,拡大または縮小されて印刷されていたバグの修正.
1998/5/27
AMSのextracmに含まれるcmmbi6などがtype1優先時に表示できない不具合を修正した.
1998/5/18
PICTファイルの印刷位置が右下にずれていたのを修正した.
1998/5/4
kpathsearch 3.2 をリンクした.
1998/3/17
文字をキャッシュングするときの文字幅をそのフォントの最大文字幅に変更(\neなどがかけて表示されていたので).
1998/3/11
印刷時の余白が補正されていなかった不具合の修正(用紙の指定内容によっては1cm以上右下方向にずれていた).
日本語PostScriptプリンタに印刷すると,ギリシア文字が印刷できないなどの不具合の修正(ASCIIコードの制御コードの領域の文字を印刷できないので,他のコードに割り当てられている同じ文字にコード変換するようにした).
1998/3/04
スクロール時に欧文のみ不規則に色が濃くなる不具合の修正.
1998/2/28
Preferenceで「Antialiased Text」の設定が保存されない不具合の修正.
1998/2/16
縦書時に一部の記号が表示されない不具合の修正.
1998/2/13
解像度が低いときに,和文フォントの大きさが正しくなかった不具合の修正(古い版で,ビットマップフォントが存在するサイズに適当に丸めていたのを止めた).
1998/2/07
表示速度の高速化(キャッシングするように修正したので使用メモリは増加している).アンチアイリアシング表示のON/OFF.縦書時の文字位置の見直し.印刷方法の変更(PICTファイルに保存する場合と同様に,可能な限りベクトルデータのまま印刷.Type1フォントで印刷するならば,表示解像度とプリンタ解像度は一致していなくてもきれいに印刷される).
1998/1/24
PICTファイルに保存する機能追加.選択範囲をクリップボードにコピーする機能追加.TeX ShellでPreviewボタンをクリックしたときにクリックする前に表示していた同じページの同じ位置を表示するように修正.
1998/1/20
980119版の機能を追加した際に,スクロールバーが機能しなくなっていたバグの修正.
1998/1/19
ドキュメントをクリックするとマウスカーソル近傍を拡大するルーペの機能を追加した.Commandキーを押すとハンドツールによってスクロールする機能を追加した.最初に表示するときに画面下と画面右にかかる文字を表示しないようにしていたのを,クリッピングして表示するように修正した.
1998/1/10
和文フォントをいくつか追加した.
1997/12/19
EPSのPICTリソースを印刷するときに大きさが間違っていたバグの修正.
1997/11/24
pTeX1.7で使用する際に,EPSのPICTリソースを表示できくなっていたバグの修正.
1997/10/10
AMSのtype1フォントが公開されたので,それに対応した.
1997/8/4
Computer Moderのtype 1 フォントでは,040の文字が303に割り当てられいるために,表示できなかったバグの修正.
1997/7/29
Reopenが効かない,Jumpしたときに表示されない,EPSFを見つけ損なうバグの修正.
1997/7/16
ポインタ操作ミスの修正.大きな合字用データをもつTFMを読み込むと暴走したバグの修正.Courierで代替表示できなかったバグの修正.
1997/7/15
kpathsearch対応


その他

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